おうし座。黄道12星座の一つ。明るい星が多く、その姿を結ぶのはそれほど難しくない。特に頭から角の部分の特徴的な「V」の姿はわかりやすい。代表的な星は一等星の「アルデバラン」。オリオン座の「リゲル」、おおいぬ座の「シリウス」、こいぬ座の「プロキオン」、ふたご座の「ポルックス」、ぎょしゃ座の「カペラ」とともに「冬のダイヤモンド」を形作る。角の先の「エルナト」はぎょしゃ座でも使われているが所属はこの「おうし座」である。
肩の部分には「枕草子」で「星はすばる」と詠われた散開星団「M45 すばる(プレアデス星団、むりかぶし(八重山地方))」があり、肉眼でもその集まりが分かる。また、角の先には超新星残骸「M1 かに星雲」がある。この「M1」は超新星である「SN1054」の跡と言われている。
その他にも「アルデバラン」周辺には散開星団「ヒアデス星団」があり、美しい姿を見ることが出来る。