天文イベント情報

2023年 土星観望会

 今年、土星は8月27日にしょう(注1)を迎え、天体観望会の時間帯では9月上旬から見頃となります。土星観望会では、土星を中心に様々な天体をご覧いただけます。
(注1)土星(外惑星)が太陽の方向と反対側にきた瞬間を「衝」と言い、真夜中頃に南中します(真南の空にのぼってきて、観察しやすくなります)。

「土星」とは

土星

土星(2023年8月18日撮影)

 土星は太陽系の第6惑星で、木星についで2番目に大きな惑星です。とても立派なを持つのが特徴です。土星の環は主に氷や岩の塊の集まりです。

土星の環は15年に一度消える!?
土星の環の傾きの変化

土星の環の傾きの変化

 土星の自転軸は土星の公転軌道面から約27度傾いています。環は土星の赤道面に位置しており、環も公転軌道面から同じく約27度傾いています。 土星は、約30年かけて太陽の周りを1周します。そのため、地球から見ると、約15年周期で環の傾きが大きくなったり、小さくなったりします。 地球から見かけが真横からとなるとき、環が見えなくなる「環の消失」が起こります。 前回の環の消失は2009年に起こりました。次回は2025年に起こります。また、太陽から見かけが真横になるときにも、土星の環の全体に太陽の光が当たらなくなるため「環の消失」が起こります。

日時

場所

なよろ市立天文台 屋上観測室

参加費

観覧料のみ

申し込み

申し込み不要です。当日、天文台受付へ直接お越しください(最終入館時刻は21時です)。

注意事項

  • 夜は肌寒いです。暖かい服装で参加ください。
  • 会場内の遊具等の利用は危険ですのでご遠慮願います。
  • 会場内の車等に関わるトラブルは、自己責任となります。

名寄市から見える星空の様子

観望会期間 21時ごろの夜空

観望会期間中21時ごろの夜空

AstroArts ステラナビゲータ10にて作成