天文イベント情報

2022年 惑星×七曜一気見観望会

惑星×七曜一気見観望会が開催されました

6月26日(日曜日)に惑星×七曜一気見観望会を開催しました。この観望会は6月25日(土曜日)も開催する予定でしたが、天候不良のため中止となりました。

26日の観望会時間中は日の出前まで快晴が続き、全ての惑星と月を北海道大学のピリカ望遠鏡でご覧いただきました。 一方、太陽は日の出直後から雲に隠れてしまい、観望会中に太陽を安全に見ることが出来る特別な望遠鏡で見ることは出来ませんでしたが、その日はその後晴れ、太陽の存在はわかりました。

  • ピリカ望遠鏡を覗いている様子

    ピリカ望遠鏡を覗いている様子

  • 観望中の様子

    観望中の様子

惑星×七曜一気見観望会について

今世紀、最初で最後の「惑星×七曜一気見観望会」を開催します!!
2022年6月、明け方の空(東側)に惑星たちが勢揃いし、地球から見られる全ての惑星を一晩で見られる機会が訪れます。さらに6月25日頃には、月も惑星たちの近くに位置するようになり、曜日の名前の由来になっている天体(太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星=七曜)も一気に観望することができます(注1)。「惑星×七曜一気見観望会」は惑星一気見と七曜一気見を同時に楽しめる観望会です。
「惑星×七曜一気見観望会」では、北海道大学のピリカ望遠鏡で全ての惑星を観望したり、屋上天体広場でほぼ直線状に並ぶ惑星を観察したりして、非常に珍しい天文現象を楽しみます。 今回と同じような好条件で惑星と七曜を一気に観望できるのは1982年以来40年ぶりで、次に見られるのは1010年後の3032年(31世紀)です。今世紀、最初で最後の「惑星×七曜一気見観望会」に参加しませんか?
(注1)観望会では太陽を安全な方法で観察します。太陽を肉眼や望遠鏡で直接見ないようにしてください。

惑星×七曜一気見観望会ポスター

日時

場所

なよろ市立天文台 観測室・屋上天体広場

参加費

観覧料のみ

申し込み・定員

定員は各回20名です。
申し込みは天文台(休館日を除く、13時00分から20時00分に01654-2-3956)へお電話ください。
(6月1日より予約受付を開始します。)

予約状況

各日 2時00分から4時30分
6月25日(土曜日)×
6月26日(日曜日)×

予約状況の見方

〇:予約可
残り1~5名:予約可
×:予約不可 (定員に達しました)

注意事項

  • 雨天・曇天の場合は中止します。観望会の開催有無については、開催日前日の21時に本ページ(およびトップページ)にてお知らせします。
  • ご来場の際はマスクを必ず着用してお越しください。
  • 明け方は肌寒いですので、暖かい服装でご参加ください。
  • 宿泊施設が隣接しているため、大声を出して騒ぐなどの迷惑行為は禁止します。
  • 会場内の遊具等の利用は危険ですのでご遠慮願います。
  • 会場内の車等に関わるトラブルは、自己責任となります。

配信

観望会開催中(2日間)、なよろ市立天文台からの映像をYoutubeにて配信予定です。

2022年6月25日 午前3時の空

2022年6月25日 午前3時の空

AstroArts ステラナビゲータ10にて作成(惑星は拡大して表示しています)

(参考)名寄市から惑星×七曜一気見ができる期間

期間 惑星の集まり具合(注2) 惑星の観察しやすさ(注3) 月も集合?(注4) 備考
1845年12月15日から12月18日 ×
1982年2月15日から2月21日 惑星×七曜一気見!
1982年2月22日から2月24日 ×
2022年6月25日 惑星×七曜一気見!
2532年8月6日から8月13日 ×
3032年8月8日から8月20日 ×
3032年8月21日から8月26日 惑星×七曜一気見!
3032年8月27日から8月31日 ×

(注2)地球から見た惑星の位置(黄経)が全て110度の範囲内にある条件

(注3)市民薄明(常用薄明)の開始または終了時刻(太陽中心が地平線下6度にある時)に、内惑星(水星、金星)は高度5度以上かつ外惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)は高度20度以上で観望できる条件(条件を満たすかどうかは、観測地点によって異なります。)

(注4)月の位置(黄経)が惑星の間にある条件