2023年9月23日(土曜日・祝日)、「シン・天文講座」が開かれました。北海道大学の齊藤 大晶特任助教を講師にお招きし、火星のメタンの由来についての議論についてや、北海道大学ピリカ望遠鏡での火星メタンの観測的研究の可能性も紹介されました。また、当日会場までお越しいただけない方向けに、オンライン(YouTube)によるライブ配信を実施しました。
「シン・天文講座」とは...専門家による一歩進んだ天文学を、世話人(ファシリテーター)と一緒に学べる新しいスタイルの天文講座です。より深く学べるようにファシリテーターがお手伝いします。
太陽系の中で地球に最も似ているとされる火星は、これまでに生命の存在の可能性やその起源、気候変動の謎に関心が寄せられてきました。特に、火星の大気中のメタン濃度や水の存在は、生命の手がかりとして注目されています。本講座では、北海道大学ピリカ望遠鏡を用いて観測した他の太陽系惑星と比較しつつ、火星の特異性について紹介します。さらに、これらの火星の魅力的な特徴や謎を解き明かすため、今後のピリカ望遠鏡を用いた観測可能性についてお話します。
齊藤 大晶 氏(北海道大学 特任助教)
〈ファシリテーター:内藤博之(なよろ市立天文台)〉
北海道大学大学院博士後期課程修了後、高知工科大学を経て現職。博士(理学)。専門は地球惑星科学。現在は主に原始惑星における揮発性成分の大気、マントル、コアへの分配について、数値シミュレーションを活用して研究を行っている。
なよろ市立天文台(レクチャールーム)
どなたでも(小学校4年生以上おすすめ)
無料
不要(直接会場までお越しください)
当日会場までお越しいただけない方向けに、オンライン(YouTube)によるライブ配信を実施します。オンライン視聴は事前登録制(定員30名)です。
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