2023年9月9日(土曜日)、なよろ市立天文台を会場に「市民天文講座」が開催され、およそ
30人が参加しました。
「市民科学としての夜光雲研究」をテーマに、明治大学の鈴木秀彦准教授が講演しました。鈴木准教授は、なよろ市立天文台に夜光雲観測用のカメラを設置しており実際に過去に2度観測に成功しています。
講演では、そもそも夜光雲とはそもそも何か、夜光雲を観測する意味、そして市民科学として、特に観測が期待される道北地域で多くの方に観測を協力をお願いしたい理由をお話いただきました。
参加者は、観測する意義や手法など、熱心に聞いていました。
申し込み制イベント「星見人の会2023」の記念講演を一般にも開放するもので、星見人の会に参加申込みしていなくてもお聞きいただけます。
高度約80-90kmの上部中間圏に発生する特殊な雲であり、地球上最も高い所にできると言われています。高緯度地域で夏の時期に多く発生しますが、最近北海道からの目撃が増えています。そんな夜光雲について市民科学の目線からお話いただきます。
鈴木 秀彦 氏(明治大学理工学部専任准教授)
2010年に総合研究大学院大学極域科学専攻にて博士課程を修了(博士(理学))。その後、国立極地研究所研究員、立教大学助教を経て、2014年より明治大学理工学部物理学科に着任し、地球・惑星大気物理研究室を主宰。
光技術を用いたリモートセンシングにより地球および惑星大気物理の研究を行っている。フィールド観測経験として2度の南極観測隊参加歴がある。
なよろ市立天文台(レクチャールーム)
どなたでも
無料
不要(直接会場までお越しください)