天文イベント情報

2024年度 第2回シン・天文講座(市民講演会)「赤いオーロラと緑の里」 (ピヤシリ大学単位対応)

 2024年9月21日に、今年度2回目の「シン・天文講座」を開催しました。専門家による一歩進んだ天文学を、世話人 (ファシリテーター) と一緒に学べる新しいスタイルの天文講座です。
 今回のテーマは「赤いオーロラと緑の里」。国立極地研究所の片岡龍峰准教授を講師に、オーロラの発生原理から、最新の研究事情、現状の研究課題、その他各種のエピソード等、オーロラにまつわるホットな話題を紹介しました。
 当日はたくさんの方の参加があった他、当日会場までお越しいただけない方向けのオンライン(YouTube)ライブ配信を実施しました。

  • 講座の様子

  • 今回の講師の片岡准教授

シン・天文講座(市民講演会)について

「シン・天文講座」とは...専門家による一歩進んだ天文学を、世話人(ファシリテーター)と一緒に学べる新しいスタイルの天文講座です。より深く学べるようにファシリテーターがお手伝いします。

シン・天文講座ポスター

第2回 「赤いオーロラと緑の里」

2024年5月11日、北海道や東北、本州の日本海側を中心に広い範囲で低緯度オーロラが観測され、たいへん話題になりました(その後も複数回、低緯度オーロラが観測されました)。オーロラ現象(低緯度オーロラの出現)と太陽活動は密接な関係があり、近年太陽が約11年周期の活動のピークを迎えつつあることから、低緯度オーロラのさらなる出現が期待されています。本講座では、低緯度オーロラの謎に焦点を当てながら、オーロラ発生のしくみや太陽と地球のつながりについて学べます。

講師

片岡 龍峰かたおか りゅうほう 氏(国立極地研究所准教授)
〈ファシリテーター:内藤博之(なよろ市立天文台)〉

講師プロフィール

宮城県仙台市生まれ。2004年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は宇宙空間物理学で、オーロラや宇宙天気予報の研究で知られる。2015年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。『オーロラ!』(岩波書店)、『宇宙災害』(化学同人)、『オーロラみつけた』(ジャムハウス)、『日本に現れたオーロラの謎』(化学同人)など日本語の著書多数。英語で書き下ろした宇宙天気に関する専門書「Extreme Space Weather(Elsevier)」は大学院生や研究者向けの教科書として世界中で読まれている。オーロラに関する情報を自身のSNSで発信し、低緯度オーロラの市民科学を推進している。

日時

会場

なよろ市立天文台(レクチャールーム)

対象

どなたでも(小学校4年生以上おすすめ)

参加費

無料

申込み

不要(直接会場までお越しください)

オンライン視聴

当日会場までお越しいただけない方向けに、オンライン(YouTube)によるライブ配信を実施します。オンライン視聴は事前登録制(定員30名)です。
こちらの登録フォームより「お名前」、「メールアドレス」をご入力のうえ、ご登録ください。登録されたメールアドレス宛に、配信URLをお知らせします(9月1日13時より登録受付を開始します)。

低緯度オーロラ作品募集

この講座に合わせて低緯度オーロラの写真を募集します。詳しくは以下のページをご覧ください。
低緯度オーロラ写真展イベントページ

注意事項

  • 会場内の遊具等の利用は危険ですのでご遠慮願います。
  • 会場内の車等に関わるトラブルは、自己責任となります。