2024年2月18日（日曜日）、「シン・天文講座」が開かれました。過去２回は外部講師による講座でしたが、第３回となる本講座ではファシリテーター（渡辺主任）と講師（内藤係長）ともに天文台職員が務めました。当天文台が研究観測対象としている天体（新星や超新星）をテーマに据えて「宇宙は爆発に満ちている」の題目で講演を行いました。
小学生から一般まで幅広い年齢層の参加者があり、内容がやや難しかったという方がいた一方、内容レベル（中級）を超える高度な質問もありました。
また、当日会場までお越しいただけない方向けに、オンライン(YouTube)によるライブ配信を実施しました。
内藤博之係長による解説
インターネットでも配信を行いました
「シン・天文講座」とは...専門家による一歩進んだ天文学を、世話人（ファシリテーター）と一緒に学べる新しいスタイルの天文講座です。より深く学べるようにファシリテーターがお手伝いします。
穏やかに星々が輝く夜空は心を癒してくれますが、実は宇宙では至る所で爆発が起こっています。しかもその爆発の仕方は様々です。昔の天文学者は爆発して突然明るく輝き出した天体を「新しい星（新星）」と記しましたが、その正体が新しく生まれた星ではなく、天体の爆発であることが分かってきたのは比較的最近のことなのです。本講座では、様々な爆発現象とそれらの謎についてお話し、なよろ市立天文台が取り組んでいる天体についても紹介します。
内藤 博之（なよろ市立天文台）
〈ファシリテーター：渡辺文健（なよろ市立天文台）〉
兵庫県立西はりま天文台公園、名古屋大学を経て現職。博士（理学）。新星など爆発する天体に興味をもって観測的に研究を行っている。近年は小惑星や彗星をピリカ望遠鏡を使って観測し、太陽系の謎にも挑んでいる。
なよろ市立天文台（レクチャールーム）
どなたでも（小学校４年生以上おすすめ）
無料
不要（直接会場までお越しください）
当日会場までお越しいただけない方向けに、オンライン（YouTube）によるライブ配信を実施します。オンライン視聴は事前登録制（定員30名）です。
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