天文イベント情報

2020年 火星観望会

火星観望会が開催されました

2020年10月6日(火曜日)から11日(日曜日)、火星観望会が開催されました。 今回の接近は大接近に準ずる好条件で、2年前の大接近時には、砂嵐で表面の模様がはっきりと見られませんでしたが、今回の観望会では模様などを多く方にご覧いただきました。 なお、今回よりも好条件で火星を見ることができるのは、2035年9月となります。

天文台で撮影した火星の画像は天体ギャラリー > 火星でご覧いただけます。

火星観望会について

火星は地球のすぐ外側にあり、昔から良く知られる赤い惑星です。約2年で太陽の周りを回っており、約2年2ヶ月ごとに地球に接近します。 火星の軌道はやや楕円になっているため、接近ごとに距離は違います。2020年の接近は前回の2018年の大接近と比較すると450万㎞ほど遠くなりますが、大接近に準ずる好条件といえます。 この機会に、望遠鏡で火星の表面の模様などを見ませんか。

2020年の火星と地球の距離

2018年から2033年までの最接近時の火星と地球

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最接近

今回の最接近は10月6日(火曜日)、最接近距離は6,207万kmです。 最接近時ばかり注目されますが、その前後1か月くらいであれば、見かけの大きさも極端な変化はありません。

2020年の火星と地球の距離

2020年7月から2021年1月までの火星と地球の距離の変化

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火星の模様

火星の表面は薄い部分と濃い部分があり、模様となって見えています。昔の人は、これを運河ではないかと考え、知的生命体もいるのでは?と推測した人たちもいました。

十五夜の説明図

2018年時の大接近した火星(2018年7月29日 撮影)

火星の接近に関する更に詳しい情報は、日本公開天文台協会(JAPOS)のキャンペーンページ「火星大接近2020」をご覧ください。

日時

場所

なよろ市立天文台

参加費

観覧料のみ

申し込み・定員

火星観望会の申込、定員、館内でのご案内は、現在行っている予約制の望遠鏡見学・天体観望と同じになります。
詳しくは、 開館後の対応について(予約導入について) をご覧ください。

注意事項

  • ご来場の際はマスクを必ず着用してお越しください。
  • 名寄での10月の平均最低気温は2.9℃です。暖かい服装で参加ください。
  • 会場内の遊具等の利用は危険ですのでご遠慮願います。
  • 会場内の車等に関わるトラブルは、自己責任となります。

名寄市から見える星空の様子

観望会期間 20時ごろの星空

観望会期間 20時ごろの星空の様子

AstroArts ステラナビゲータ10にて作成