SN2005gl in NGC266 Type IIn 戻る

名寄市からアンドロメダ座の銀河に超新星が発見される!!
名寄市から3個目の発見(発見者・木原天文台 佐野 康男)

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発見時の画像を15枚合成
NGC266銀河 明るさ 12.5等星、距離 2億800万光年(銀河後退速度4661km/s ハップル定数73として)
発見時の画像 発見前の画像
2005年10月12日撮影 2005年10月6日撮影
28cmシュミットカセグレン望遠鏡に冷却CCDカメラ ST9Eにて45秒露出(撮影者・佐野康男)


vsolj-news 146: SN 2005gl in NGC 266

                        VSOLJ ニュース (146)

      北海道の佐野康男さん、超新星2005glを独立発見

                                         著者  :山岡均(九大理)
                                         連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

  北海道名寄市で活躍されている超新星捜索者の佐野康男(さのやすお)さんが、
アンドロメダ座の棒渦巻銀河NGC 266に超新星2005glを独立発見されました。
佐野さんの超新星発見は、超新星1997ef、超新星2002anに続いて3個目です。

  この超新星を世界で最初にとらえたのは、10月5.18日(世界時、以下同様)に
アメリカのT. Puckettさんのグループが撮影した画像で、そのときの明るさは
18.2等でした。佐野さんが12.57日にとらえたときには16.7等ほどに増光して
いました。超新星の位置(山梨県の串田嘉男さん測定)は、
赤経  0時49分50.12秒
赤緯+32度16分56.1秒(2000年分点)
で、NGC 266銀河の中心から東に30秒角、北に17秒角ほどのところにあたりま
す。

渦巻銀河に多い大質量星の最期の姿である、重力崩壊型超新星の可能性が高い
かとおもわれますが、今後の分光タイプの決定が待たれます。

参考文献: IAUC 8615 (2005 Oct. 12)

2005年10月13日

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