なよろ市立天文台
北海道大学、北海道教育大学、なよろ市立天文台、京都大学、ソウル大学の研究者たちからなる観測チームは、 12月5日21時過ぎに北海道大学所有のピリカ望遠鏡を使用し小惑星探査機「はやぶさ2」及びそのはやぶさ2から切り離された「カプセル」を撮影することに成功しました。
「はやぶさ2」についてはこちらをご覧ください。
今回、「はやぶさ2」が地球へ帰還、カプセルを投下するにあたり、「JAXAはやぶさ2プロジェクト」「日本公開天文台協会(JAPOS)」「日本惑星協会(TPSJ)」により共同で 「『はやぶさ2』お帰り観測キャンペーン」 がおこなわれました。このキャンペーンの一環として、なよろ市立天文台を含め、「ピリカ望遠鏡」を設置している北海道大学や、リュウグウの観測を共同で行っている他大学とともに観測を行いました。
この結果、雲が多い天気ではあったもののわずかな時間を利用して、ピリカ望遠鏡にて、「はやぶさ2」及び切り離された「カプセル」を撮影することに成功しました。 この撮影時の「はやぶさ2」と地球との距離はおよそ10万㎞(地球と月の距離の約4分の1)です。
一方、残念ながら、なよろ市立天文台所有の望遠鏡では、雲の流れが速く、晴天をとらえきれず、撮影することがかないませんでした。
今後も、各機関と協力し観測を行っていきます。
写真は2枚とも北海道大学所有の「ピリカ望遠鏡」にて撮影