天文台からのお知らせ

ネオワイズ彗星の名寄での見え方について

なよろ市立天文台

 ネオワイズ彗星は2020年3月27日にNASAの赤外線天文衛星NEOWISE(ネオワイズ)によって発見された彗星です。7月頃に明け方の空で3等級ぐらいまで明るくなると予想されていましたが、ここ数日でおよそ1等級(夏の大三角の一つ、アルタイル、彦星の明るさ)と予想を超える明るさとなりました。ここまで明るい彗星が日本で見られるのは、ここ10年以上なかったことです。

 天文台の開館時間中に、一般の方が立ち入れる場所からは、高さと方角的に見ることがほとんどできないこともあり、観望会は実施いたしませんが、以下に名寄での見え方を掲載いたします。今後、彗星の明るさは徐々に暗くなると予想されていますが、双眼鏡や望遠鏡などがあれば見つけることができるかもしれません(太陽が沈んだ後、昇る前ですが使用の際は決して太陽を見ないよう注意が必要です)。カメラでとらえることができれば、よりはっきりとその尾の姿を捉えられるでしょう。

天文台職員が撮影した写真はこちらをご覧ください。

各日の見え方について

ステラナビゲーターver10にて作成。空の明るさは、それぞれの日の20時の空の明るさ。雲やその他の条件により見えない場合があります。

7月14日から15日
14日の見え方
7月16日から17日
16日の見え方
7月18日から19日
18日の見え方
7月20日から21日
20日の見え方
北斗七星・おおぐま座に対する彗星の位置
北斗七星に対しての見え方