天文台、学術機関となよろ市立天文台(名寄市)が締結した協定の紹介です。
平成17年(2005年)12月9日、北海道大学 大学院理学研究科(現 大学院理学研究院)と名寄市が相互協力協定書の調印式が名寄市役所で行われました。名寄の星空を同大学院生の研究の場とするほか、大学院生と地元の児童生徒との親交を深め、地域の活性化にも大きな期待がもたれます。協定による相互協力事項は、大学院生の宇宙観測やデータの活用をはじめ、地域振興に関することなどが盛り込まれています。
平成26年(2014年) 2月16日、沖縄県石垣市の国立天文台 石垣島天文台となよろ市立天文台が交流協定を結びました。
両天文台の運営には、学術研究機関や地元自治体、市民団体も参加するなどユニークな天文台として知られており、雪と星のまつり、南の島の星まつり、という市民が星と親しむイベントをするなど多くの共通点を持っています。
日本列島の北と南に直線距離で約3,200km、緯度で20度以上も遠く離れているという、両地域特性を生かしながら、相互理解に努めつつ、共に連携し地域の文化や観光物産の交流など、友好活動を進めます。
平成27年(2015年) 7月23日、台湾の台北市立天文科学教育館となよろ市立天文台は、相互交流協定を結びました。天体現象の共同観測に取り組むほか、天文展示の推進になどに関し、相互に理解を深め合う内容となっています。当天文台の山田義弘名誉台長が、かつて研究員として台北市立天文台(現在の科学教育館)に滞在したことが縁で、この協定は結ばれることになりました。