2020年10月10日(土曜日)に、なよろ市立天文台開台10周年記念講演会が開催されました。講演してい ただいた国立天文台水沢VLBI観測所 所長の本間希樹(ほんままれき)氏は、史上初のブラックホール の撮像に成功した国際プロジェクトの日本代表です。
講演では、先日発表されたばかりのノーベル物理学賞(ブラックホールの研究成果で、欧米の3人 の科学者が受賞)についての解説から始まり、ブラックホールとはどのような天体で、どのような研究 が行われてきたのかを紹介していただきました。そして、今回撮像に成功したブラックホールについて、 観測・解析の手法、日本チームの貢献などをお話していただきました。
非常に解りやすくお話いただき、お客様からの感想でも、「面白かった」という声が多く聞かれまし た。また、質疑応答では6人の方から質問があり、関心の高さを伺わせました。
なよろ市立天文台は2020年4月17日に開台10周年を迎えました。これを記念して、国立天文台水沢VLBI観測所所長の本間希樹氏による講演会を開催します。
なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況により、講演者側がインターネット中継となることがあります。
※ 本講演会は、名寄市新型コロナウイルス感染症対策本部の公共施設の利用にあたっての注意事項に基づいて開催します。
人類が初めて見たブラックホールの姿
国立天文台 水沢VLBI観測所
所長本間希樹(ほんままれき)氏
アメリカ合衆国テキサス州生まれ、神奈川県育ち。 平成6年東京大学理学部天文学科卒、平成11年同大学院博士課程修了。同年国立天文台COE研究員。 その後、助教、准教授を経て2015年より現在まで、国立天文台教授、水沢VLBI観測所所長を兼務。 また現在、総合研究 大学院大学および東京大学大学院の併任教授。
専門は電波天文学で、超長基線電波干渉計(VLBI)を用いて銀河系構造やブラックホールの研究を主に行っている。 著書に『巨大ブラックホールの謎』(講談社ブルーバックス)、『国立天文台教授が教える ブラックホールってすごいやつ』(扶桑社)など。 2017年よりNHKラジオ『子ども科学電話相談』の回答者も務めている。
昨年、史上初めてブラックホールの直接観測に成功し、大きな話題を集めたことをきっかけに、人気番組『情熱大陸』(TBS)に出演した他、様々な賞を受賞した。
※ 会場受付での混雑緩和のため、ご来場前に「お名前」、「お電話番号」、「ご住所」を整理券(裏面)にご記入ください。
名寄市民文化センター東館 多目的ホール
北海道名寄市西13条南4丁目2番地
無料
事前申し込み必須定員:先着100名(1組は最大6名)
9月15日(火曜日)13時00分から受付を開始します。(定員に達し次第受付を終了)
申し込み受付の開始日時より、以下の方法で整理券の配布を行います。
整理券は、講演会当日の会場受付にて回収しますので、講演会当日は必ずお持ちください。
下記の場所にて整理券を配布します。お電話での受付は行っておりません。
10月4日(日曜日)までに、なよろ市立天文台(休館日を除く、13時00分から20時00分に01654-2-3956)へお電話ください。 整理券は後日郵送にてお送りします。
※ 上記の整理券配布場所で、整理券を直接受け取ることも可能です。
新型コロナウイルス感染症対策のため、お渡しした整理券(裏面)に「お名前」、「お電話番号」、「ご住所」をご記入ください。
講演会当日の会場受付での混雑緩和のため、ご来場前にご自宅などでのご記入をお願いします。
ご記入いただいた個人情報は新型コロナウイルス感染者発生時における、保健所等の調査協力のために提供する等、感染症拡大防止のために使用します。
ご理解とご協力をお願いします。